ミシガン州デトロイト出身のTHE BLACK DAHLIA MURDER。2001年1月にギタリストBrian EschbachとドラマーCory Gradyが結成しその後ヴォーカリストTrevor Strnadが加入し、曲作りを開始した。そしてベーシストDavid LockとギタリストJohn Kempainenが加入し、ラインナップが完成。新人にしてMETAL BLADEとの契約しリリースされた1stアルバム「UNHALLOWED」では、ブラストビート、ヘヴィー・ギター、メロディーの完璧な融合に成功している。そんなデビューアルバムで既にブレイクした彼らは、AT THE GATES、IN FLAMES、SOILWORK等のスウェディッシュ・メロデスの洗礼を受け、同時にMORBID ANGEL、MALEVOLENT CREATIONに代表されるフロリダ・デスメタルの影響も受けたと言う。他にもCARCASS、DISSECTION、EMPEROR、SUFFOCATIONをフェイバリットに挙げている。音楽性は完全にメロディック・デスメタルと言い切れるスタイルだが、ライヴでの凄まじさはハードコア・シーン出身である事を証明していて、2004年のジャパン・ツアーではその実力を遺憾なく見せつけた。
そして完成された本作は、更なるスケール・アップを遂げた彼らが今まで以上に大ブレイクするのが容易に想像できる傑作である。スウェディッシュ・デスメタル影響直下のメタルコア・バンドは星の数ほどいるが、このTHE BLACK DAHLIA MURDERほどの完成度を持ったバンドはまずいない。絶叫と咆哮が疾走感溢れるリフ、荘厳なメロディーと絡み合い、ブラスト・ビートに乗り止まる事なく爆走する。若さの勢いと実力を併せ持ち、メタルコア・シーンの最前線に躍り出たTHE BLACK DAHLIA MURDERを見逃すのは損でしかない!!